眠りにつく時は、夜に抱かれる時だ。 夜は優しい。
お尻を暖めると落着く。とても。
女子高生の唇は、お喋りの合間にリップクリームで光り弾む。
陽だまりに居ると、心が温泉に浸かっているみたいだ。
足元から垂直に伸びる影は、太陽の場所を教え続けてくれている。 無言で。
ヒトは、背骨を挟んで右側と左側があるのだもの。 そりゃ心があっち行きこっち行きする時もあるさ。
楽しいという字は、日の部分がピカッと光っている。
魂が喜ぶ事は「つかみどり」コーナーには、なかった。
成就は、 「その気になりさえすれば」のその気を自分で育てた人のもとにある日、 降り注ぐ。
死に方は選べないが生き方は選べる。 つい忘れがちだが。
冬に向かうというのにチョウが飛ぶ。 その先の春こそが憧れなのだ。
人ゆえの、孤独と独りよがりの違いは、 厳しさ・優しさをたたえているか否か、かもしれない。
祭壇の写真は反則だ。 もう恨み言なんか言えないじゃないか。
雲ひとつない青空があんまり青すぎて堪らなくなる時は、 煙草の煙を上に向かって吐こうかと思う。 まやかしと解っていても、青を少しだけ曇らせてみたくなる。
指先の滲む血に思わず魅入る。 自分の気持ちをじっくり探る時になんだか、似ている。
切ないを、 これも生きる醍醐味とかに転換するなんてヤだと呟く、胸内の餓鬼
DNAは、人を縛りもするが放ちもする。
物欲に比べ質欲は、なんて果てがないのだろう。
3日泣いたら4日めには泣き笑ってみるというのはどうでしょう。 上手くいかなかったら。 なあに、4日泣いて5日目にすりゃいいんです。
西日が眩しいのは、明日も仲良くしようねというお日様からの合図だ。
街にあれば素敵だろうモノ達が溢れている。 そのモノ達と、欲しいモノとの距離が開いていく。 欲が失くなったのでなく、欲が深くなってしまった。
手をかけた、そこが扉の取っ手です。
天寿を全うする、それだけが唯一前向きな自殺
衝動的であっても熟考後であっても、 言葉になった思いは、確かに心を巡った証し。
貴方の掌のラインが乳房のラインと同一線になる。
夕焼けは、体全体でただただ見惚れているに限る。
声に出してみると、あやふやだった言葉がむくりと起き上がる。
いつもいつも、 自分の気持ちばっかりに見入っていると雨が上がった事にも気づかない。
暮らしは、 いつも夕べ思い描いたのと何処かしら違いながら進む。
嵐には、ちぎれる事も無く そよかぜには身をゆだね ポッと野原に一輪咲く花のような言葉。 言ってみたいものだ。 聞いてみたいものだ。